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2016年12月18日日曜日

八戸ブックセンターイベント「土地と声」に参加してきました!

はじめまして、E1年のみんと申します!

皆さんは124日に八戸中心街で「八戸ブックセンター」がオープンされたことをご存じでしょうか?八戸ブックセンターは「本のまち八戸」の推進拠点として読書会ルームや本を執筆するカンヅメブースなどの本に関する様々なサービスを提供している施設です。私も先日初めて行ってみたのですが、連日1000人以上のお客様にご利用頂いているそうで大盛況でした。本は静かに読みたい派の自分としてはちょっと…(笑)。

さて、先日17日にこの八戸ブックセンターにて「土地と声」というイベントが開かれました。
このイベントは、八戸出身の作家である木村友祐氏をはじめ、管啓次郎氏、温又柔氏、石田千氏をお招きして、課題本にそったワークショップ・トークイベントを行うというものです。
このイベントに、八戸工業大学大学から某日本語講師(なんだよその遠回しな呼称!by.某日本語講師)、そして2年生の先輩(写真右)と私の3人で参加して来ました。
ワークショップは2グループに分かれて行ったのですが、他の2人がまさかの別グループ…。しかも大学の課題が忙しくて課題本を読み終えたのが前日…。この時点で指先の震えが止まりませんでした。
そのわりに余裕の表情で、岩崎研で打ち合わせしているみんくん(写真左)
 今回、私のグループの課題本であった『来福の家』は、台湾生まれ日本育ちの主人公が台湾語、中国語、そして日本語の3つの言語の間で格闘する様子を書いたお話です。
殆どの人にとって言語とは相手に言葉を伝える道具に過ぎないのだと思いますが、この本を読んで、私は母語と母国語について考えさせられました。


ワークショップは最初に課題本を一人ずつ音読することから始まりました。やはり皆さん普段から本を読まれていて慣れているのか、音読の上手いこと上手いこと…。自分は思い切り声が震えていたと思います…。ああ思い出したくない。その後、一人ずつ簡単に本の感想を述べました。
私は普段それなりに本を読んでいるのですが、感想を誰かと共有するというのは初めてで、凄く緊張しました…。一人ずつ感想を述べた後作者の温又柔さんからコメントを頂くのですが、流石は作家、どんな拙い感想文でもしっかりと聞いてコメントを返してくれます。
実は私、1年前期で中国語基礎を履修しておりまして、ピンインなら読むことが出来ます。そのことをワークショップ中にお話ししたら温又柔さんに気に入って頂けたらしく、終わり際に何故か私が簡単なピンイン講座をすることに(!?)。
イベントが始まる前は不安で胸がいっぱいでしたが、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。そしてなんと、イベント終了後温又柔さんから個人的に英語、中国語、韓国語、そして日本語で書かれた文章の贈り物が…!


季刊雑誌「Coyote」に記載されたエッセーを温又柔さんの友人が翻訳して下さったものらしいです(写真がいただいたエッセーです)。


今回のイベントの課題本は『来福の家』そして『家へ』でした。
興味のある方は、是非手に取ってみて頂けたら幸いです!



もうひとりの参加者である「さく」さんからのコメントです↓(追記)

今回、ブックセンターイベントに参加してみて、作者がいる中で感想を話しあい、質問してその場で回答していただけるというのは滅多にない機会でした。

最初に冒頭の部分を参加者全員で一文ずつ音読するところから始まり、声に出して本を読むのは久しぶりで新鮮でした。

グループワークでは30~40代の方と本について話し合いました。私が初見で読んだ時には気にも止めなかった部分に注目していて、その説明に納得できて、読書の経験の差があるするものだなと思いました。それでも私自身が好きな部分も話せて有意義なグループワークでした。

作者に質問した際の回答で、「好きも嫌いも一緒」という言葉が素敵でした。どちらか片方だけで人間の心情は表せきれない、ということだと私は感じました。

前回のビブリオバトルも通して、今回も様々な年代の方の読書感に触れることができ、楽しいワークショップでした。

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